コンクレティオの社員研修の考え方(2)-手法やツールの前提となるもの
マネジメントサイクルとして有名な「PDCAサイクル」。
計画(plan)、実行(do)、評価(check)、改善(act)のプロセスを順に実施。
最後のactではcheckの結果で、最初のplanの内容を継続・修正・破棄のいずれか選択し、次回のplanにへ結び付ける。
このらせん状のプロセスを繰り返すことで、品質の維持・向上および継続的な業務改善活動を推進する。
多くのコンサルタントや講師が、この考え方を推奨しています。
弊社でも、その点は異論ありません。
しかし、注意して頂きたい点は、このPDCAサイクルのスタートラインは「計画(plan」になっていますが、
その前提をしっかりしなければ、この「計画(plan」の時点で既に誤った方向に進む可能性があるということです。
その後のプロセスで修正できればよいですが、根本的に方向性を見誤ると修正不可能な状態になってしまうのです。
PDCAサイクルをまわす上で、最も重要な事はしっかりとしたビジョンであり、意欲・やる気です。
そもそもビジョンがなければ、計画(plan)はできません。
また、意欲・やる気がなければ、継続してPDCAサイクルを回すことができません。
コンクレティオが最も重要視している点はここにあります。
何らかの手法やツールを単に教えるのではなく、
その前提にある必要不可欠な部分や考え方をしっかり指導致します。
その上でPDCAサイクルを回すことにより、より大きな成果を得ることができるのです。
現在の不況を乗り切る人材を育成するには、形式だけの研修では育成することができません。
形式的な開催を目的とした研修ではなく、「成果」を意識した研修開催をご要望の企業様は、ぜひ一度ご相談下さい。