東北大震災を通じて〜被災地へのメッセージ〜
この度の東日本大震災において、お亡くなりになった方々のご冥福を心からお祈りするとともに、
被災された皆さまにお見舞い申し上げます。
また被災地におかれましては、一日も早い復興を願っております。
3月11日の震災時に、私は恵比寿におりました。
恵比寿駅のTVモニターで、自分の故郷である宮城県の映像を見た時、言葉が出ませんでした。
両親や兄弟、そしてこれまでの自分を支え励ましてくれた多くの人達。
果たしてみんな無事なのだろうか・・・、
という思いしか頭の中にはありませんでした。
週明の14日。私は車に乗せられるだけの物資を積み込み、東北を目指しました。
ちょうど、福島原発の水素爆発で大騒ぎしていた時、福島に到着。
その後、宮城にある自分の実家へ向かいました。
なかなか連絡がとれない状況が続いていたので家屋の倒壊や、途中、道路ががれき等で遮断されている
可能性も考えられましたが、幸い、電気・水道は使えませんでしたが、何とか無事でした。
その後、被災地を行ったり来たりしておりますが、未だ連絡のとれない仲間もおります。
本来であれば、もっと早い時期に発しなければならないメッセージですが、
幼少時代から慣れ親しんだ場所が変わり果てた姿になってしまったことに対するショックが想像以上に大きく、
被災者の方々を思うと、とても書く言葉がみつかりませんでした。
しかしながら、私は被災しているわけではありませんし、
被災地で辛い日々を送られている方々とは、そもそも比較になりません。
自分を育ててくれた「東北」に、出来る限りの支援を継続的に行うこと。
今後はこれを最優先事項として取り組んでいきます。
そして最後に、
結局どんなに考えても、私の「思い」を表現できる言葉が見つかりませんでした。
従って冒頭はありきたりの挨拶に見えるかもしれません。、
しかし私はこの3行に、「思い」の全てを詰め込んだつもりです。
私は、今は東京でビジネスをやっていますが、いずれ宮城に戻るつもりでした。
その気持ちは震災前後で変わりはありません。
ですから今は、宮城県出身者という立場で、全力で支援を継続していきます。
一緒に希望を持って、目の前の困難に立ち向かいましょう!
平成23年5月11日
株式会社コンクレティオ代表取締役 三塚浩二